ビジネスチャット「elgana」の評判は!料金・使い方・機能を徹底比較
2020年に新ビジネスチャットツール「elgana(エルガナ)」が誕生しましたが、通信系最大手・NTTの制作ということで今非常に注目を集めています。
Chatwork・Slack・LINE WORKSといった3大ビジネスチャットが人気を集める昨今ですが、新しく誕生したelganaはあらかじめ決められたメンバー同士でのみ使えるなどの違いがあり、こういった機能面でも注目を集めているのです。
この記事ではelganaの主な機能や料金について、3大ビジネスチャットと比較することでその強みがどういったところにあるのか、詳しく見ていきたいと思います。
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目次
elgana(エルガナ)はNTTの新ビジネスチャット
elgana(エルガナ)は、NTTネオメイト(NTT西日本子会社)が制作したビジネスチャットです。長い開発期間をかけ2020年4月に満を持して公開されましたが、ちょうど社会情勢が慌ただしく変化しテレワークが加速した時期とあって、開始4か月ほどで10万ユーザー突破するなどと大きな話題を集めました。
高まるコミュニケーションツールの需要
チャットツールはビジネスの場ではすでに切っても切り離せないツールになったと言ってもよく、メールとは違って1対1のやり取り以外にも、大人数での双方向コミュニケーションに利用しやすい特徴があります。
もともとチャット(chat)とは、WEB上のリアルタイムコミュニケーションを指す言葉で、最初はテキストのみでしたが、今ではボイスチャットや動画チャットも普及し、ビジネスの場での業務効率化に役立っています。 そんな中、通信系最大手NTTグループも新時代のチャットツール開発に力を注いできており、それが新しく誕生したビジネスチャット・elganaでした。
elganaの代表的な強み
elganaは主に以下のような点を強みにしています。
- 使いやすさ
- セキュリティの充実
- サポートの充実
elgana開発においてこだわったのはセキュリティと使いやすさの両立で、特にビジネスアプリとなると機密情報にはことさら気を払わなければいけません。
それと当時に、使いやすさにもこだわらないと業務効率を上げることができないので、このバランスの良さをとことん追求しています。
限られたメンバーのみ連絡可能
elganaはあらかじめ決められたユーザーとしかやり取りすることができません。まず代表者(担当者のこと)が企業単位でアカウントを開設するのですが、この代表者が管理人となって管理画面に登録したユーザーのみがログインできる仕組みとなっています。 (管理人が認めれば社外の人でもユーザー登録可能)
「それだと使い勝手が悪いのでは?」と思われるかもしれませんが、この仕様であれば間違って部外者に機密情報を送信(誤送信)する心配がありません。 他にも、下記のような企業のセキュリティを高める機能があります。
- スクリーンショット規制
- ログの保存
- IP&デバイス制限
たとえばelganaにはスクリーンショット機能がありますが、だれがいつ撮影したのか丸分かりで動向はログに記録されますし、そもそもスクリーンショット禁止なども設定できます。
決められたIPアドレスやデバイス(パソコンやスマホ)からしか利用できないよう制限することも可能で、こういった制限機能の多さがセキュリティを高めることに一役買っているのです。
無料で利用可能
elganaは上の画像のように無料で利用することも可能で、有料のベースプランでもユーザー(ID)一つにつき月額330円と、ユーザー単位での低価格な料金設定となっています。
ベースプラン(人数ごとの月額料金)
- 10ユーザー:3,300円
- 20ユーザー:6,600円
- 50ユーザー:16,500円(※)すべて税込
フリープランとの一番の違いはグループトークの上限で、フリープランだと20ユーザーなのですが、ベースプランでは無制限です。なので基本的に20ユーザーを基準にして、有料にするかどうかを検討するといいと思います。
なお、ベースプランは初月無料となっており、できるだけ月初めに申し込むとお得です。
elgana(エルガナ)登録の流れ
一般的なチャットツールとは違い、代表者が会社単位で登録する仕様のため、一体どんな流れで登録すればいいのか分からない方も多いと思います。そこで、ここからは登録完了までの流れを詳しく説明していくことにしましょう。
公式サイトから申し込みをクリック
まずelganaの公式サイトに↓アクセスしましょう。
無料のフリープラン希望でも、有料のベースプラン希望でも共通して「無料で始める!」のボタンから申し込んで大丈夫です。最初はメールアドレスのみの入力で、この時利用したメールアドレスは後で変更できない点は注意してください。
利用中のメールやセキュリティソフトによっては、迷惑メールになってしまう恐れがあるので、初めから「@elgana-contract.jp」を迷惑メールフィルタから除外しておくと間違いがありません。
必要情報を入力
入力したメールアドレス宛に返信メールが来るのですが、公式サイトには最大24時間での返信と書かれています。実際には時間帯が良ければ即時返信される場合もあります。 メール内に添えられている「新規お申込み用URL」をクリックすると、以下のような申し込み画面が開きます。
- 基本情報
- 会社情報
- 契約責任者
- お申込み担当者
- アンケート
入力するのは上記の通りで、「基本情報」では利用するプランと、利用予定のユーザー数などを入力します。「お申込み担当者」とは、申し込みについてelganaとやり取りする担当者で、契約責任者と同一でも問題ありません。
すべて入力が終わったら「いますぐお申込み」のボタンをクリックします。 elgana側での手続きや開設作業があるので、開設完了の連絡までは数日~1週間ほどかかって、申請ユーザー数が多かったり、土日をまたいだりした場合は比較的日数が長くなる傾向にあります。
管理画面ですべてのユーザー登録
送られてきた開設完了メールに添えられているログイン情報で、elganaの管理画面にログインしましょう。
ログイン後まず行うのは利用予定のユーザー全員分の登録作業です。 ユーザーの名前とメールアドレスを管理画面に入力すると、その人のメールアドレス宛にログイン情報が送信されます。この時に自動生成したパスワードは、後で各々が変更しておくほうがセキュリティ的には良いでしょう。
開設サポートも用意
あまりに人数が多くて一人一人登録するのが大変!という人は、開設サポートを利用すると良いです。2021年6月末までelgana運営が導入作業をオンラインで説明・サポートしてくれて、ユーザーの一括入力の方法もレクチャーするので、利用開始までスピーディーに進みます。
3大ビジネスチャットとの違いは?特徴をそれぞれ解説
新しく誕生したelganaですが、すでに国内ではさまざまなビジネスチャットが誕生しており、既存のものとの違いは気になるところです。 特に有名なChatwork・Slack・LINE WORKSと比較することで、その違いは分かってくるかと思います。それではこれら3大ビジネスチャットの特徴を押さえてみましょう。
Chatworkの特徴
まずはChatwork(チャットワーク)ですが、2020年国内利用者数No.1のビジネスチャットで非常に利用者が多いため、とりあえずアカウントを持っておけば困らないというくらい定番になっています。 Chatworkは中小企業向けを売りにしていますが、大企業や個人事業主まで幅広く利用できる使い勝手の良さが魅力で、導入企業数は国内30万以上を突破しました。
参考:チャットワーク(Chatwork)とは?基礎知識から活用方法、Slackとの比較など詳しく解説
Slackの特徴
Slack(スラック)は2013年にアメリカで誕生し、2017年には日本語完全対応で国内向け公開され、非常にスタイリッシュなレイアウトで評判になりました。 サービス連携のバリエーションが豊富で、好きなプラグインを導入できて拡張性が高いため、エンジニアに好む人が多いビジネスチャットです。
参考:スラック(Slack)とは?ログイン方法は?使い方と特徴を初心者向けに解説
LINE WORKSの特徴
LINE WORKS(ラインワークス)は、日本で最も普及している通話アプリ・LINEのビジネス向けバージョンとして公開されました。 おなじみのLINEの仕様を踏襲しており、「初めてでもすぐに慣れやすい!」という点で多くの人の支持を集めています。有料プランに限れば、LINE WORKSは国内で最も利用者数が多いビジネスチャットです。
機能や料金で3大ビジネスチャットと比較
3大ビジネスチャットがどういったものなのか大まかに説明してきましたが、やはりそれぞれ独自の強みがあるため、ここまで多くの人に選ばれているわけです。ではここからは、実際に「自分がどれを選べばいいの?」という部分について、さまざまな角度から詳しく比較していきたいと思います。
ビジネスチャットで重視したいポイントとは
ビジネスチャットを選ぶ時、多くの人はどういった点を重視しているのかというと、主に以下のようなものが考えられるでしょう。
- 機能性の高さ
- 料金の安さ
- シェアの広さ
これらは多くの人や企業が確実に重視する部分で、なぜかと言うとビジネスに特化したツールを使うということは、それを使うことで業務の効率を良くしたい意図が当然あるからです。 機能面を比較してみることで、「自分(自社)はどのチャットを使えばもっと効率が上がるのかな?」という点がイメージしやすくなるでしょう。
機能面で比較
それでは機能面で各ビジネスチャットを比較していきますが、一口に機能と言っても多岐に渡るので、一般的に重要視される項目をまとめました。これはフリープランでの比較なので、「最低限どんな機能があるのか?」という点がイメージしやすいはずです。
機能 |
elgana |
Chatwork |
Slack |
LINE WORKS |
音声通話 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
ビデオ通話 |
(Cisco Webex) |
〇 |
〇 |
〇 |
タスク管理 |
〇 |
〇 |
― |
― |
既読表示 |
〇 |
― |
― |
〇 |
ストレージ |
― |
5GB |
5GB |
5GB |
スマホアプリ |
Android/iOS |
Android/iOS |
Android/iOS |
Android/iOS |
連携サービス数 |
Cisco Webexなど |
Backlogなど600以上 |
Zoomなど1,500以上 |
KING OF TIMEなど70以上 |
基本的にこれらのビジネスチャットは音声通話・ビデオ通話などの機能を、フリープランでも押さえています。elgana自体にビデオ通話は搭載されていませんが、ビデオ会議ツール「Cisco Webex」と連携することでそれが可能となります。
Chatworkなどのビジネスチャットはフリープランだと「ストレージ5GB」となっていますが、elganaはデータ(記録)をなるべく残さないセキュリティ重視の仕様になっているため、ストレージ容量はそんなに大きくありません。また、どのビジネスチャットもAndroid・iOSのスマホアプリが提供されており、外出先でも使いやすくなっています。
料金面で比較
次は各ビジネスチャットの、すべてのプランを月額料金で比較してみましょう。
価格帯 |
elgana |
Chatwork |
Slack |
LINE WORKS |
無料 |
フリー 0円 |
フリー 0円 |
フリー 0円 |
フリー 0円 |
低価 |
― |
― |
― |
ライト 330円~ |
標準 |
ベース 330円 |
ビジネス 550円~ |
スタンダード 935円~ |
ベーシック 550円~ |
高価 |
― |
エンタープライズ 800円~ |
プラス 1,760円~ |
プレミアム 1,100円~ |
超高価 |
― |
― |
エンタープライズグリッド 応相談 |
― |
(※)価格はすべて税込、各プラン最低価格は年契約の場合
上記は価格帯ごとに並んでいますが、それぞれのビジネスチャットが考える価格帯は違うのでその点は注意してください。たとえばChatworkの高価プランであるエンタープライズプランは、Slackの標準プランであるスタンダードプランよりも安いです。 まず4つともフリープランがあるため、非常に始めやすいと言えますが本格的に使いこなすなら有料プランへの加入は必要になるでしょう。
最も金額が高いプランがあるのはSlackなのですが、実はエンタープライズグリッド(Enterprise Grid)プランは料金が公表されていません。これは選任のカスタマーチームが付くなど最上級のサービスが受けられるプランですが、その人の希望と状況に応じて料金は変わるためです。
Slackはプラスプランの時点で月額1,760円と高めなのですが、それだけ機能やオプションが段階ごとに豊富に用意されたビジネスチャットと言えるでしょう。 標準の料金プランで比較するとElgana(ベースプラン:330円)が一番安くて、 Slack(スタンダードプラン:850円)が一番高い料金です。
ただ、同じ標準プランと言っても、それぞれ機能の内容は大きく異なりますから、そこを踏まえたコスパを基準に考えていくとよいでしょう。
シェアの広さで比較
次に比較するポイントはビジネスチャットの「シェアの広さ」です。やはりチャットはコミュニケーションのツールですから、どうしても多くの人と繋がれる幅広さはまず重視されやすいポイントになります。
elgana |
Chatwork |
Slack |
LINE WORKS |
|
公開年 |
2020年 |
2011年 |
2013年 |
2017年 |
導入数 |
10万ユーザー以上 |
30万社以上 |
75万社以上 (国内外) |
10万社以上 |
上記は国内の導入企業数での比較ですが、Slackはアメリカ発で、公表されている導入企業数は海外企業も含んでいます。国内だとChatworkが最も多く、近年は個人も含めた利用者数No.1を誇っておりもはや定番です。
Chatwork は10年の歴史があるためすでに広く浸透していますが、LINE WORKSは2017年と比較的新しいものの、LINE自体の普及率も乗じて高い伸び率を誇っています。 一方、elganaは企業単位での導入数は公表していないのですが、2020年誕生で10万ユーザー以上を誇っているので伸び率は高いと言えます。
後続だとどうしてもシェアが小さいという弱みがあるのですが、ここで大切な点はelganaは社内の限られたメンバーでのやり取りを前提にしたビジネスチャットという点です。 シェアが小さくても、そもそも社外の人とはあまりやり取りしないので、そこまで強いデメリットとは言えないでしょう。elganaを除けば、最もシェアが広いのはSlackで海外展開したり取引したりする企業であれば利便性が高いと言えます。
各ビジネスチャットに合うのはどんな人?
ここまでいくつかの角度からビジネスチャットを比較してきましたが、果たしてどんな人がどのビジネスチャットに選ぶのがベストなのでしょうか?特に重要な項目のみで、もう一度比較してみましょう。
elgana |
Chatwork |
Slack |
LINE WORKS |
|
連携サービス数 |
Cisco Webexなど |
Backlogなど600以上 |
Zoomなど1,500以上 |
KING OF TIMEなど70以上 |
標準プラン |
ベース 330円 |
ビジネス 550円~ |
スタンダード 935円~ |
ベーシック 550円~ |
導入数 |
10万ユーザー以上 |
30万社以上 |
75万社以上 (国内外) |
10万社以上 |
(※)価格はすべて税込
SlackはZoomやGoogle Driveなど多くのサービスと連携可能で、海外の利用者が多いため特に海外製アプリの対応が多い傾向にあります。LINE WORKSはじわじわと連携サービス数を上げてきましたが、elganaは新しすぎるためか、まだ少なく収まっている印象です。
ChatworkとLINE WORKSは標準プランが同じ値段なので比較しやすいですが、やはりChatworkはシェアの面で強さがあります。elganaは社内向けチャットということでシェアはあまり重きを置く必要はないのでしょうが、同時に連携サービス数がどこまで伸びていくのかという点については注視したいです。
それではここまでの比較表を元に、どんなタイプの人がどのビジネスチャットに合うのか大まかにまとめてみましたので、参考になればと思います。
海外の人や起業とやり取りする人 ・エンジニア系の人
→ Slack
セキュリティ重視の人 ・シンプルな使いやすさを求める人
→ elgana
幅広い人とやり取りしたい人 ・中小企業の人
→ Chatwork
デザインに親しみやすさを求める人 ・スマホ利用が多い人
→ LINE WORKS
それぞれに独自の強みがあるので「これが一番!」ということは言えないのですが、この表を参考に、ベストなビジネスチャットを選んでいってもらえればと思います。
【まとめ】話題の「elgana」と3大ビジネスチャットを比較
ビジネスチャットはそれぞれの強みを活かし、年々さらに使いやすいものへと進化しています。ビジネスチャンスを増やすため、業務効率を上げるためと、現代はすでにビジネスチャットなしでは成り立たない状況になっていると言えるのではないでしょうか。
NTTのelganaはセキュリティ重視で話題を集め、すでに独自色を放っています。セキュリティの高さや大手の安定性を求める方は、elgana導入を考えてみてもいいかもしれません。もちろん、Chatworkなど他のビジネスチャットにもそれぞれの良さはありますから、今回の比較を参考にして、よりよい選択をしていってもらえたら幸いです。
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