東京のシステム開発会社おすすめ20選【2024年最新版】

自社でオリジナルの機能を有するホームページを構築したい際は、システム開発を受託しているWeb制作会社に相談することになります。しかし、Webに深く精通していないと、システム開発の依頼の仕方や業者を探す際の注意点など不明点も多くあります。

そこで、ここでは東京都でおすすめのシステム開発会社や選び方のポイントを詳しく紹介します。

Webのシステム開発とは。東京の企業が必要とするケース

一般的な企業ホームページではあまり使う機会はありませんが、ECサイト（通販サイト）やポータルサイトといったWebサイトの場合、企業独自のショッピング機能・予約機能・会員機能などを有することがよくあります。

また、既存のパッケージ製品やソフトウェアでは対応できない自社オリジナルの人事管理やタスク管理を目指す企業にとっても、システム開発は必要となります。

自社でオリジナルの機能・システムを作りたい

WordPress（ワードプレス）のようなCMSでWebサイトを作るのであれば、拡張機能や標準機能を用いてカート機能や会員機能（アカウント作成）を搭載することもできますが、通常の使用方法とは異なる場合はカスタマイズが必要となります。

しかし、これらの拡張機能のカスタマイズは限界があるため、必要に応じてゼロからシステム開発をした方が自社の理想が叶うだけではなく、運用もしやすいことがよくあります。

アプリやソフトウェアの作りたい

スマホアプリはもちろん、人事管理やRPAといった業務効率を目的としたソフトウェア・アプリケーションは、多くのケースで既存製品に完全には自社の運用法を当てはめることができません。そのため、自社にマッチしたシステム開発の必要があるのが普通です。

ただし、システム開発はスケール（規模）によって費用が高額になるケースもよくあり、理想の機能を開発するためには優秀な技術者がシステム開発会社に在籍していることも条件になります。ホームページだけでは分からない点も数多くあるため、まずは複数の業者に問い合わせをして、導入を計画しているツールの概要を話してみるのがいいでしょう。

東京都で開発力が高い実績豊富なシステム開発会社

東京都には数多くのシステム開発会社がありますが、どのような規模・設計のシステムでも受注できる業者はそれほど多くありません。そこで、以下では優秀な技術者が在籍している実績豊富なシステム開発会社を紹介します。

あらゆる業界・分野に実績豊富な「ファーストネットジャパン」

東京と大阪に拠点をおく「ファーストネットジャパン」は、ベテランの技術者が在籍するWebシステムを専門とする開発会社です。
PHPやJavascriptなどの言語でWebアプリケーションを得意としており、顧客管理、不動産検索、ECサイト、マーケティングシステムなど様々なデータベースを使ったシステムが可能です。
受注したシステム開発案件はすべて自社で制作するため、希望と異なる仕様のシステムが納品されることもありません。システム開発期間中はチャットや電話、Emailと共に対応可能なので、「あまり連絡こないけどいま進捗どうなっているのかな？」と不安になることもありません。

またシステム会社としてはめずらしくWebのお困りごとを解決するためのWebソリューション会社で、デザインやマーケティング、保守運用までワンストップで依頼ができます。

ファーストネットジャパンは創業1998年の老舗となり、これまであらゆる業界・業種のシステム開発をメインに請け負ってきました。他社で断られた案件や、他社だと少し驚くような見積り金額が提示されて困っている、という企業担当者は、是非一度ファーストネットジャパンに問い合わせしてみてください。

株式会社ファーストネットジャパンの概要

株式会社ファーストネットジャパンの開発実績

開発実績一覧：https://www.1st-net.jp/works/

創業1987年の老舗「東京システム開発」

東京システム開発は、設立1987年とIT業界では老舗を誇る東京に所在をおくシステム開発会社です。官公庁や地方公共団体との取引実績が多く、スケールの大きなインフラ構築も実現可能です。

また、ERPサービスの導入実績もあり、会計や顧客情報などをまとめて大幅な業務効率化を提案してくれます。主に大手企業との取引がメインとなるので、依頼する際は開発の目的や予算を明確にして問い合わせるのがおすすめです。

東京システム開発株式会社の概要

中小企業向けシステム開発支援「メディアファイブ」

東京と福岡を拠点に活動する「メディアファイブ」は、社内事務の業務効率を上げるソフトウェア開発を得意とするシステム開発会社です。日報管理システムや営業支援ツールなどの開発実績があり、「顧客とのコミュニケーション」を大切にしている優良企業です。

パソコンに不慣れな人でも苦手意識を持たずに操作できるよう、分かりやすいシステム設計・操作方法を意識して開発してくれるのも魅力的なサービスの1つです。

メディアファイブ株式会社の概要

メディアファイブ株式会社の開発実績

開発実績一覧：https://system-kaihatu.com/archives/category/blog/sier

AIを駆使したアプリ開発に強み「KICONIA WORKS」

東京都渋谷区に本社をおく「KICONIA WORKS」は、2018年設立の若い会社でありながら、AIを駆使した高品質なアプリケーションやツールの開発で注目されています。2021年にはデジタルアート取引サイト「HAZERU ART」を、2022年にはAIが自動で画像の中の顔を検出してモザイクをかける「顔隠しアプリ」を自社開発してリリースしています。

AIソフトウェアの開発の依頼を受けると、コンサルティング・アルゴリズム構築・運用サポートの3つのフェーズに分けて開発。顧客の収益維持と拡大に向けて最適なツールを納品してくれます。

株式会社KICONIA WORKSの概要

株式会社KICONIA WORKSの開発実績

開発実績一覧：https://kiconiaworks.com/cases/

大手仮想通貨取引所とも提携。アプリ開発なら「ナナメウエ」

東京都港区に本社をおく「ナナメウエ」は、登録者数650万人を誇るSNS「Yay!」の開発・運営企業として知られています。AIと人を組み合わせたハイブリッドなソフトを開発することにより、質の高い業務を可能とするのを得意とします。

また、国内最大規模の仮想通貨取引所「bitFlyer」とも提携しているほか、Web3・NFTにも積極的に関わっている様子が見受けられます。

株式会社ナナメウエの概要

株式会社ナナメウエの開発実績

開発実績一覧：https://nanameue.jp/products

Webアプリとインフラ系に強み「アクロネット」

東京と名古屋に拠点をおく「アクロネット」は、営業支援ツールなどソリューション事業とアプリ開発を中心に手掛けるシステム開発会社です。SESが主体のため、契約内容次第で自社に常駐してくれるのが特徴です。

依頼を受けてから綿密な調査と分析、要件定義から設計まで時間をかけて行い、見た目や仕様のイメージのギャップを無くすことに注力してくれます。

株式会社アクロネットの概要

株式会社アクロネットの開発実績

開発実績一覧：https://www.acro-net.co.jp/tokyo/system.html

課題解決型。多業種のシステム開発が可能「ユーネット」

東京都墨田区に本社をおく「ユーネット」は、中小企業を中心にシステムの受託開発と運用保守、ITコンサルティングの受注を主業務とするシステム開発会社です。業務効率化システムとデータ・マネジメントの構築を得意とし、印刷、建設、ECサイトなど不特定の業界に開発実績を持っています。

データ・マネジメントではデータ・ウェアハウスのような、あらゆるデジタルデータを一元管理するシステムツールの開発に強みを持っており、ゼロベースからの構築だけではなく、既存システムやオープンソースを利用することで取引先の予算や納期に合わせることも可能です。

株式会社ユーネットの概要

株式会社ユーネットの開発実績

開発実績一覧：https://ynet-inc.com/case/

東京都で特定業種に強みがあるシステム開発会社

続いて紹介するのは、東京都内で特定の業種にとりわけ強みを持っているシステム開発会社です。金融・教育・旅行といった業界は特殊な仕様の管理システムが求められるため、システム開発の依頼を初めてする企業は、特定の業界に豊富な実績を持つ業者に相談してみるのがおすすめです。

ただし、正式に依頼する前の相見積もりは必須です。また、業者の自社開発ツールを導入する場合は月額使用料が発生するケースが普通のため、契約内容にも注意が必要です。

マッチングサイトの実績豊富「メディアボックス」

東京都新宿区に事務所をおく「メディアボックス」は、業務支援ツールや多機能ECサイトの開発を積極的に受注している一方、マッチングサイトの基盤・ベースシステムの構築に強みを持っています。

ユーザー同士のチャット機能や運営側のユーザー管理とデータベースの構築、レスポンシブ、SNS連携、各種分析を網羅したプラットフォームの開発が可能です。既存の自社開発したシステムを応用することで予算の交渉も可能です。

メディアボックス株式会社の概要

メディアボックス株式会社の開発実績

開発実績一覧：https://mediaboxcp.com/work/

旅行業ソリューションで高い知名度「日本システム開発」

旅行会社向けのパッケージシステムの販売、およびシステム開発の受託を主業務としている「日本システム開発」では、旅行者の予約状況の管理やパッケージツアー、航空券、宿泊ホテルなどのデータベース構築を得意としています。旅行システムの導入に関するセミナーも主催しており、業界では比較的知名度の高いシステム開発会社となります。

また、自社開発の旅行システム「タビエ」は、年間使用料で導入できるので小規模事業者に支持されています。

日本システム開発株式会社の概要

日本システム開発株式会社の開発実績

開発実績一覧：https://www.nsk.co.jp/development-case/

物流システム開発に強み「アリスタソリューション」

東京と大阪に拠点をおく「アリスタソリューション」は、ITの問題を解決するソリューション企業として注目されています。IT人材事業、DXソリューション事業、物流システムインテグレーション事業の3つの事業を柱としていますが、物流業務の効率化と自動化のシステム開発に自信を持っています。

業務の自動化にあたっては、現場を3Dデータにしてシミュレーションを行った上で最適なパフォーマンスのシステムを導入してくれます。

アリスタソリューション株式会社の概要

会員系サイトの実績多数「クロスコミュニケーション」

東京都新宿区を拠点に活動する「クロスコミュニケーション」は、Web制作とアプリ開発に特化したIT企業です。大手銀行のバンキングアプリや予約やクーポン機能を有する会員認証型Webサイトなどの開発を得意としています。

依頼者の要望を汲み取り、企画立案から参画してくれるため、Web集客の専門領域はすべてクロスコミュニケーションに任せることができます。

株式会社クロス・コミュニケーションの概要

株式会社クロス・コミュニケーションの開発実績

開発実績一覧：https://www.cross-c.co.jp/works/

PHPの開発を主軸「FUSIONIA」

東京と大阪、福岡の3つの拠点に事務所を構える「FUSIONIA」では、主にPHPを使ったシステム開発を得意とします。実績も豊富で、製造業のコーポレートサイトや大規模ECサイト、iPadを駆使した管理システムなどを手掛けた過去があります。従業員の業務管理支援ツール「F-Biz」を自社開発しており、主に小規模事業者に人気があります。

株式会社FUSIONIAの概要

教育機関に多数の実績「メディアマックスジャパン」

東京都に所在をおく「メディアマックスジャパン」は、システム開発・Web制作・Webマーケティングに注力するIT企業で、システム開発に関しては教育事務システムと不動産業務支援システムを専門としています。

大学を中心とした学校教育機関においては、簡単な出席管理から各種書類発行＆管理システム、eラーニング、学生寮の入居管理、奨学金申請管理など、あらゆるツールの開発が可能です。

メディアマックスジャパン株式会社の概要

メディアマックスジャパン株式会社の開発実績

開発実績一覧：https://www.mmj.ne.jp/works/

小売り・金融業界のDXに特化「ユーエスエス」

東京都港区に位置する「ユーエスエス」は、小売り・金融業界のDXを専門とし、ペーパーレスなど環境推進をコンセプトにシステムを開発するIT企業です。注文・受注・与信の一括管理ツールや、口座開設・出入金を含めた顧客管理ソフト、売上分析ツール、POSレジ機能の開発といった実績があります。

特に小売りは分野問わず実績が豊富のため、既存システムの改善や新規導入時は一度相談してみるのがいいでしょう。

株式会社ユーエスエスの概要

株式会社ユーエスエスの開発実績

開発実績一覧：https://uss.co.jp/development/distribution_system

東京都でサポートや保守に定評のあるシステム開発会社

システム開発を経て導入されたソフトウェアやアプリは、常に監視して運用に支障が出ないようサポートが必要となります。以下で紹介するのはサービスや運用サポート、保守に定評・特徴のあるシステム開発会社です。

自社にIT部門がない場合や、Web管理の人員が足りない会社は一度相談してみるといいでしょう。

24時間開発可能。開発スピードに強み「GeNEE」

東京都の港区に事業を展開する「GeNEE」は、システム・アプリ・AIの開発を得意とするシステム開発会社です。小素精鋭ながらもディレクターとエンジニア、デザイナーが在籍しており、1つのプロジェクトに対して全員でスケジュール管理して開発を進めるため、案件によっては24時間の稼働が可能なのが特徴です。

開発実績も多岐にわたり、業種問わず企業が抱える経営課題をシステム開発により改善へと導いてくれます。

株式会社GeNEEの概要

株式会社GeNEEの開発実績

開発実績一覧：https://genee.jp/works/

依頼企業のニーズに合わせた開発体制構築が可能「KITOHA」

東京都千代田区に会社を構える「KITOHA」は、システム開発を主業務とするIT企業です。顧客のニーズや要望に沿った案件を受注することを得意としており、取引先の指定の場所で開発を進めることができます。

KITOHAは自社でも請求書・見積書の作成ソフトや荷物追跡システム「ニナウ」の開発を手掛けるなど、技術力の高さがうかがえます。小規模案件から受注しているのも魅力です。

株式会社KITOHAの概要

株式会社KITOHAの開発実績

開発実績一覧：https://kitoha.jp/achievement/

東京都で全国に拠点を持つ大手システム開発会社

以下では東京都に事業所を持ち、全国にビジネスエリアを持つ国内大手のシステム開発会社を紹介します。大規模なプロジェクトや全国の支店にシステムを導入するといったスケールの大きな事業の際は、一度問い合わせて打ち合わせをしてみてはいかがでしょうか。

全国主要都市に拠点あり「NSW」

東京都渋谷区に本社をおくソリューション事業大手「NSW」。連結で2000名以上の従業員が在籍し、製造業・流通・物流・金融・官公庁といった大規模かつ高度なシステム構築を請け負い、運用・監視までトータルで受注するのが強みです。

NSW株式会社の概要

NSW株式会社の開発実績

開発実績一覧：https://www.nsw.co.jp/case/

自治体から医療業界まで実績あり。「アイ・エス・ビー」

1970年設立のシステム開発会社大手「アイ・エス・ビー」。モバイルや車載などの埋め込みソフトウェア開発と官公庁・金融・運輸業向けの基幹システム構築を柱としてサービスを提供しています。特に医療・金融業界に強く、近年では新型コロナの検温システムの開発も行っています。

株式会社アイ・エス・ビーの概要

株式会社アイ・エス・ビーの開発実績

開発実績一覧：https://www.isb.co.jp/solutions/

全国10以上の拠点を持つ「システナ」

株式会社システナは東京都港区に拠点を置く1981年創立のシステム開発会社です。全国に多くの拠点とグループ会社を持ち、連結で6000名を超える社員が在籍する大手IT企業として、その実績と信頼性は折り紙つきです。システナは、クラウド環境の構築、ロボットAI、金融システム構築など、多岐にわたるシステム開発の領域で高い専門性を持っています。特に、基幹システムやWebシステムの開発において、その技術力は業界内で高く評価されています。

サービス・ソリューションの面では、システナはWinActor Template-based RPA SoftwareやTENATECH.Linkなどの特定の製品やサービスを提供しており、これらは顧客の業務改革の努力を強力にサポートします。東京都に本社を構えるシステナは、ITの最前線での活動を続けており、その最新の情報や活動はウェブサイトで随時更新されています。

また、システナの投資家向けの情報や、最新の決算情報、報告書なども公開されており、透明性の高い経営を心がけています。CSRやビジネスパートナー企業の募集、著作権情報など、さまざまな情報がウェブサイトに掲載されています。

総じて、システナは「おすすめ」のIT企業として、システム開発の各分野での深い知識と経験を持ち、顧客のビジネスニーズに応じて最適なサポートを提供しています。

株式会社システナの概要

株式会社システナの開発実績

開発実績一覧：https://www.systena.co.jp/case/

システム開発会社が用意する環境とは

IT業界に詳しくない人にとっては、システム開発がどのような工程を踏んで行われているのかが不透明です。企業がシステム開発を依頼すると、システム開発会社は以下の環境を用意した上で実際の構築から納品を行うのが一般的となります。

1．ローカル環境
通常は1つのシステム開発に対して複数人の技術者が携わります。お互い業務領域が異なるため、ある程度進むまでは仕事が干渉しないようにローカル環境にて作業するのが普通です。
2．テスト環境
システム開発が進むにつれて、テスト環境で実際に機能を使用してみます。開発初期はバグが多いため、不具合の検証と排除に時間を費やします。また、複数の機能を連携させた結合テスト、確認テスト、評価テストなども後程行うことになります。
3．ステージング環境
テスト環境を経て上司を含めたチーム内で最終チェックを行います。依頼者の希望通りにシステムが構築されているか、不具合なく機能するかなどを検証する場となります。
4．本番環境
実際にユーザーがシステムを使ってみる場となります。仕様書・マニュアルなどをすべて用意した上で、運用上問題がないかを確認します。

東京でシステム開発を依頼。「開発」・「運用」・「保守」が重要

システムの導入・運用過程は大きく分けて「開発」・「運用」・「保守」の3つに大別できます。開発は上記の通りですが、運用と保守もシステム開発会社の大切な業務の1つとなります。「運用」と「保守」はともに運用中に不具合が発生しないように監視する業務を指します。

「運用」はシステムが常時正常に稼働するように監視する業務を指します。アプリが使えなくなってしまった場合、サーバーの障害やセキュリティ障害など複数の要因が考えられます。システムエンジニアはこれらの運用中の障害を未然に防ぐため、日ごろから監視を強化し、万が一障害が発生した際は短期間でシステムの復旧に努めます。

一方で「保守」はシステムの追加やアップデート、インフラのメンテナンスなどが主な作業領域となります。運用との境界線が曖昧になりがちですが、業界では意味合いも配置人員も区別されるのが一般的です。

システム開発を東京の企業が依頼するときは複数社の「提案」を比較する

企業がシステム会社にソフトやアプリの開発を依頼するときは、複数のシステム開発会社から提案される中身を比較するようにしましょう。複雑なシステムでなくとも、ホームページ制作と一緒に依頼すれば100万円以上はざらにしてしまいます。零細中小企業にとっては大きな負担となるので、少しでも安く依頼したい場合は必ず相見積もりをとってください。

相見積もりは3～4社が理想

システム開発を依頼する際は、最低でも3～4社のシステム開発会社と商談するようにしてください。ただし、あまりに多くの会社から見積りを取ってしまうと、それぞれの担当者との打ち合わせも大変ですし、見積りの交渉もなかなか捗りません。

注意点としては、一括見積もりサイトのようなテンプレの情報を入力しただけで見積りを受け取るのはおすすめしません。システムの要件は本来しっかりと時間をかけて打ち合わせをして、少しずつ不明点を埋めていくことになります。そのため、曖昧で一方的な情報だけでは実際の見積りとの乖離が大きいことがよくあります。

大規模プロジェクトの場合はしっかりとプレゼンしてもらう

自社にとって重要なプロジェクトであれば、オンライン会議システムだけではなく、対面商談してしっかりとプレゼンしてもらうのも大切です。一般的にシステム開発会社が見積りを出すときは、まず過去に似たようなシステムの見積もりを出したことがあるかどうかを確認し、ある場合はその時に出した金額を参考にします。

一方で過去に実績がない場合は、工数ごとにコストを算出するボトムアップ型で見積もりを出すケースがよくあります。プレゼンでは料金の内訳についても納得いく合理的な説明を求めるようにしたいところです。

担当者の人柄・コミュニケーション能力も重要

システム開発の期間は規模の小さなものでも3～6か月要します。大きなプロジェクトになると6か月から1年以上かかるケースも少なくありません。自社にとっても失敗は許されないため、システム開発を依頼する担当者とは日ごろから連絡を取り合い、進捗を確認すべきです。

システム開発の窓口担当者は業者によって異なり、営業員やディレクターが主ですが、場合によってはエンジニアが直接担当することもあります。いずれも重要な案件を任せ、大きな金額が動くことになるので、担当者の人柄も気にしたいところです。

IT企業によっては横柄な物言いをする人や、自分の意見ばかり押し付けてこちらの言い分を聞いてくれない人、理想のシステムや予算を提示すると真っ向から否定してくる人など、コミュニケーション能力に問題がある人も少ないながらも存在します。システム開発会社から提案を受ける際は、見積りの中身だけではなく、担当者の人間性も確認するようにしてください。

東京のシステム開発会社を口コミ評価だけで判断しない

東京に所在をおくシステム開発会社をネットで探してみると、想像以上に数多くの業者を見つけることができます。業者の選定は慎重に吟味すべきですが、ネットの口コミ評価だけで業者を選別するのはあまりおすすめできません。

ネットの口コミは匿名性が非常に高く、その会社に何かしらの恨みを持つ人やライバル企業が低評価を付ける悪質な例もあります。また、低評価を付ける投稿者は感情的になっているので、事実を捻じ曲げてしまったり、業者の言い分を無視した意見を投稿することが多くあります。口コミは参考程度ならかまいませんが、あくまでも主観的な意見であることは肝に銘じておいてください。

下請け外注が悪ではない

ネットの口コミや情報サイトの中には、「受注した案件を下請けに出しているシステム開発会社は悪質だから避けるべき」といった文面がしばしば見受けられます。確かに依頼企業に秘密で勝手に外注に出していたら機密保持や信頼性の問題に発展しますが、お互いが合意しているのであれば、特に問題はないと考えることができます。

ただし、システム開発会社が一部案件を外注に出す際は、必ず「品質を担保してもらう」ことを忘れないでください。不具合が発生したときの責任は、契約を交わした業者が負わなければなりません。下請けに責任転嫁するような業者に当たってしまうと最悪訴訟問題に発展することもあるため、場合によっては行政書士に契約書のリーガルチェックを依頼するといいでしょう。

東京で失敗しないプロのシステム開発会社の選び方

上記ではシステム開発会社同士の比較方法を紹介しましたが、以下ではより具体的に業者と打ち合わせをするときに確認してほしいポイントを解説します。

システム開発会社の得意分野を確認する

例えば自社が希望するシステムが宿泊予約サイトであれば、過去に似たような業界の開発実績がある業者に依頼した方がノウハウが既に蓄積されている分、合理的な納期や予算を提示してくれます。

運用後の保守・サポート体制が万全の会社を選ぶ

納品されたシステムをいざ実践運用していくと、技術者も予期していない不具合が発生します。また、順調にシステムが稼働すれば、機能を追加・拡張する計画も出てくるでしょう。

そのため、システム開発会社とは納品後も長期にわたり運用保守を依頼することになるので、サポート体制がしっかりしている業者を選ぶことが肝要です。

まとめ：東京のシステム開発会社おすすめ25選

今回はシステム開発会社を選ぶ際の注意点や、東京をビジネスエリアとする優良のシステム開発会社を具体的に紹介しました。東京都内に所在をおくシステム開発会社はたくさん存在するので、できるだけ直接会って打ち合わせをするようにしてください。

また、その際は予算に合うかどうかだけではなく、業者の得意分野や実績、担当者の人となりを確認するのが失敗しないコツとなります。